頻尿、尿失禁(尿もれ)など、尿を出すトラブルに関連した疾患は、過活動膀胱以外にもあります。
| 腹圧性尿失禁 | 出産や肥満が原因で、骨盤底筋が弱くなったり傷んだりすると、咳やくしゃみ、重い荷物を挙げたときに、尿がもれてしまいます。 |
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| 糖尿病 | 糖尿病の初期にはのどが渇き、水分の摂取が増え、尿の量も増えることで、頻尿へとつながります。また、糖尿病が進行すると、神経に障害が起きて、尿意を感じなくなり、膀胱に尿を大量に溜めこんで、尿失禁(尿もれ)を引き起こすことがあります。 |
| 膀胱炎 | ふつうは膀胱の自らの働きによって細菌などの侵入を防ぐのですが、病気や疲労によって身体の抵抗力が落ちていたり、膀胱に侵入してくる細菌の数が多かったりすると膀胱炎になり、頻尿や残尿感を引き起こします。 膀胱炎は、男性よりも女性に多い病気です。その理由は、女性の尿道が男性の約1/5と短いため、細菌がより侵入しやすいからとされます。 |
| 間質性膀胱炎 | 細菌を原因としない炎症が膀胱粘膜の「間質」と呼ばれる部分に起こります。間質性膀胱炎では頻尿になり、場合によっては尿意切迫感を伴います。過活動膀胱とよく似た症状ですが、尿が溜まると膀胱のあたりが痛むのが特徴です。 |
| 神経性頻尿 | 精神的な問題で、頻尿や尿意切迫感といった症状があらわれることがあります。 |
| 薬剤性 | 他の病気の治療薬で、尿の量が増えたり、頻尿などの症状があらわれることがあります。 |
| その他の疾患 | アルツハイマー病、膀胱がん、前立腺がん、子宮がん、尿路結石、子宮内膜症などさまざまな病気が頻尿、尿失禁(尿もれ)を引き起こすことがあります。 |
- 頻尿、尿失禁(尿もれ)のタイプ
- ひとくちに頻尿や尿失禁(尿もれ)といってもいろいろなタイプがあります。
たとえば、尿もれについては、おなかに力が入ったときに尿がもれしてしまう「腹圧性尿失禁」、急に起こる我慢できないような強い尿意によってトイレが間に合わず、尿がもれてしまう「切迫性尿失禁」、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁が混合した「混合性尿失禁」、尿を出したいのに出せない、それなのに尿が少しずつもれてしまう「溢流性尿失禁」などのタイプがあります。
また、頻尿も、昼間に8回以上トイレに行く「昼間頻尿」、(夜寝てから朝起きるまでに)夜間に1回以上トイレに行く「夜間頻尿」があります。
過活動膀胱と、頻尿、尿失禁(尿もれ)、尿意切迫感の関係は、この図の通りです。

